日本代表壮行試合責任者 浅井威宏

2022年から日本で始まった新競技、SIXES。日本での責任者である、浅井威宏さんにお話を伺った。

プロフィール

名前  :浅井 威宏(あさい たけひろ)
出身  :慶應義塾大学男子ラクロス部 2012年卒
職業  :一般社団法人 日本ラクロス協会


ーそもそも、SIXESはどうやって誕生したのでしょうか?

世界的なSIXESの誕生と、日本の中でのSIXESの誕生についてお話します。まず、世界的には、ラクロスをオリンピック種目に!という動きからですね※1。ここでSIXESが誕生した理由は2つで、1つは人数面。従来のラクロスだと、1チームの人数が多いので、オリンピック開催国にかかるコスト面の負担が大きい問題がありました。もう1つは、男子ラクロスと女子ラクロスを1つの競技として採用してもらうためです。従来のラクロスは男女で大きくルールが異なり、別競技として扱われてしまっていました。そこで、SIXESという男女共通のフォーマットを作ったということです。
※1:SIXESは2028年ロサンゼルスオリンピックの新種目として候補に挙がっている。

では、JLA(日本ラクロス協会)が目指すSIXESの形はどういったものでしょうか。

日本代表を世界大会に派遣するのはもちろんなのですが、我々はSIXESを「35年ぶりのフロンティアだ」という言い方をしています。日本にラクロスが入ってきてから35年が経ち、10人制ラクロスはある程度チーム数も増えてきていて、強化や運営方法もある程度定着し、競技として発展していくフェイズにあると思います。一方、SIXESでは開拓者精神を前面に出して、「35年前に立ち返った気持ちで、新しいことに挑戦していこう」と考えています。また、チームとしだけではなく、「個人」にもフォーカスが当たるような新しい見せ方に取り組んでいるところです。

もう少しでロサンゼルスオリンピックの新種目が決定される状況の中、世界におけるSIXESの動きはどういう状況なのでしょうか。

ようやく加熱してきたな、と感じています。北米ではアメリカ・カナダで試合が行われており盛り上がりを見せてきています。また、ヨーロッパではSIXESのヨーロッパカップが行われていたりしますし、香港でも勢いがあったりしますね。

―日本のSIXESは、どうやって発展させていきたいですか?

まずは、ラクロスに関係する人には是非とも今回の日本代表壮行試合を見てほしいと思います。ただ観客としてではなく、「こんな大会があったらおもしろいな」とか、「うちの大学でSIXESを作るなら、こんなラクロスがしたいな」とか、「もっとこうすればSIXESって面白くなりそうじゃん」という視点を持ってくれたらな、と思います。SIXESはまだまだこれからの競技なので、いろんな人の想いを乗っけて成長させていきたいですね。
そのために「やってみたい!活躍したい」と色んな人に思ってもらえるような魅せ方をしていく必要があると考えています。

―ラクロスコミュニティ外の人たちに関してはいかがですか?

オリンピック採用候補の競技としてだけではなく、速くて、新しいエキサイティングなスポーツとして注目してほしいです。また、競技だけでなく、個人に焦点を当てて欲しいなと思います。どんな選手が、どんな想いで、何を表現しているのか。そこを見てもらえると面白いと思います。

―やはり、ポイントは個人へのフォーカスですね

実は、観客もSIXESの一部なんだと思っています。選手だけが闘うのではなく、観客もSIXESの試合を盛り上げる「参加者」であると捉えています。観客が「個」を表現しやすいように、今回の試合ではMC※2が観客にも表現の機会を作ってくれるでしょう。
※2:MCは試合の実況を行い、会場を盛り上げる役割

―壮行試合以降、仕掛けていきたいと考えていることはありますか?

来年、2023年の冬~春にかけて各地区でSIXESのリーグ戦をやって、全国大会なども開催できればなと考えています。

-来場者、全国のラクロッサーへメッセージをお願いします。

代表壮行試合なので、まずはオリンピックフォーマットとしてのSIXESを十分に楽しんで欲しいと思います。さらに、個人の輝きや自由さといった、SIXESが持つオリジナリティを感じていただけると幸いです。

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